エンジェルモンテッソーリ子どもの家

対象年齢:1歳半~就学前

「意思」を使うこと

子どもの家では、子どもの「意思」を大切にしています。

例えば、登園すると「朝の支度」をしますが、「朝の支度をしよう!」と自分で意思決定していないと、寝転がったり違う事をします。

自分で「よし、やろう!」の意思決定をしていなければ、援助者が誘っても動かない、もしくはダラダラとよそを見ながら適当に手を動かすだけで、目的に向かっていないのがよく分かります。

そんな時は、「意思決定」するまで待ちます。人に動かされていると「意思」のない行動が長引きます。自分で切り替えて「意思決定」ができると、その後の行動が目的のある行動になり、様子が全然違います。

年齢の小さいお子さんも、「これをしたい!」と意思決定をした活動は、表情が全然違います。少し難しいことにも何度も挑戦しています。出来た時、満足した時は晴れやかな笑顔を見せます。

援助者が、「するべきだ」「しないといけない」「はやくして」などの心で子どもに向き合うと、イライラ感情に伴う援助になってしまいます。

子どもの状態を受け入れ、声を掛けながらも子どもの「意思決定」を待つと自ら動くようになり、自立した心を引き出す事が出来ます。

モンテッソーリ教育は秩序の中の自由ですので、「自立」がすすんでいるお子さんは自由度が高いです。状況を判断し、「善」の行動ができるからです。

自分の「意思」で動いているか見極め、待つことがお子さんの自立に導く1つのポイントと言えます。ご家庭でも意識してみてください。

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