入園を検討されている方々が、平日のクラスの様子を見学に来られています。プライマリークラス・インファントクラス共に、見学に来られた方を気にすることなく、いつもの様子を見せてくれる子ども達。周りの状況に捕らわれず自身と向き合える集中力や忍耐力が身に付いてきて、とても成長を感じています。
見学にいらっしゃる方が、クラスの子ども達一人ひとりが好きな活動を選び、落ち着いて活動に取り組む姿をご覧になって、みんなで同じことをやる一斉活動は、我が子は実際にやりたい事なのかどうか疑問です・・というお話もされていました。自分でやりたいことや好きな事を見つけて自由に取り組む事ができる環境での保育が、モンテッソーリ教育の特徴です。
モンテッソーリ教育は、教師が子どもに教え込む教育の仕方ではなく、子ども自身が自分で学びを得ていく教育法です。マリア・モンテッソーリ【モンテッソーリ教育の開発者】は、子どもの人格を認め、子どもを人格的に扱い、整備された環境の中でその自由を保障し、教具を使用して思い存分に自主活動させる。そうすれば子どもは正常化し、自制心と自立心が生じ、社会性も育ち、自分で自分を教育するようになることを発見した。(モンテッソーリ教育の理論と実践/上巻参照)と言っています。
活動の道具や教具が整えられた環境で、自由に活動できる事が保障されているクラスの子ども達は、心が満たされ、情緒が安定し、自分にもできるという自信や自らすすんでやりたいという自発性が強まっています。そして、自分だけが良いということでなく他人にも親切になり、忍耐力が培われ、規律を守ることができ、秩序感を持って生活することが出来るようになっています。
子どもの家では、子ども達一人ひとりが大切にされ、そして見守られています。