モンテッソーリ教育の環境は、異年齢でクラス編成がされることや、みんなが一斉に同じ活動をするのではなく、個別又は小グループで活動をすることが特徴として挙げられます。『個』を尊重する環境とは、どんな環境で何を得られるのかを詳しくご説明致します。

保育室の環境は、棚に道具が並んでいるので、お子さんが主体的に活動を選び、自由に取り組むことが出来ます。クラス内の秩序が整っていますので、争ったり奪い合う事なく落ち着いて活動ができる環境となっています。
誰かを気にする事なくじっくりと取り組み、何回でも繰り返すことが出来ます。お友達が活動している様子を見て、僕も・・私も・・やりたい!と希望するお子さんもいたり、お友達同士刺激をし合い活動意欲が活発になります。お部屋の秩序としては、道具が棚に戻るまでは、待つこと。最初は先生と一緒に待つことを覚えますが、自然と秩序が身について、どのお子さんも待つことが上手になっていきます。『個』を尊重する環境では、満足するまでじっくりと取り組ませてあげられます。

お子さんによって興味や関心ごとが違いますし、得意なことや苦手なこともそれぞれです。自分で活動を選べるので、気分が乗らない時や不安や苦手意識がある時も大丈夫。自分のペースで少しずつ挑戦できるから、自己肯定感が下がらない。優劣もつかない。ある時自分の意思で「えい、ヤー」って挑戦してみたら、なんてことなかった。もう怖くない!と、自分で乗り越えて成長していきます。見守ってくれていたお友達は、一緒に喜んでくれる場面も見られます。時には大人が背中を押してあげることが必要な場合もありますが、怖い時、不安な時に無理にやらせるのではなく、お子さん本人のペースで挑戦できる。得意なことややってみたいことは比較的自主的にやりますが、不安や苦手意識があることをどう乗り越えていくか。子どもの家の考え方は、「みんながやっているからやるべき」「みんながやっていない時にやらないのは悪い子」ではなく、「挑戦してみようかな」と思えるまで、お友達の様子を見せて待つ。自分で乗り越えられると自信がついて、自立への成長が著しく、待ってて良かった!と感じています。それが『個』を大切にする理由です。そして指示がなくても主体的に自分の意思で動く習慣が身につきますので、『個』を尊重する環境は、お子さんの心を守り主体性が培われる環境といえます。

秩序を守り、怪我なく、健やかに成長してほしい。お友達と協力しあい、お互いに刺激を受けながら共に成長してほしい。自分の意思で乗り越えて欲しい。一人ひとりが大切な存在なんだと感じてもらいたい。6歳までの幼児期に、『個』を大切にする要素は多様にあります。