幼稚園や保育園、ご家庭でも、お子さんの命に係わる重大な出来事が起こっています。二度と危険な出来事が起こらない様に「危険な物を排除する」「制限をかける」など様々な工夫が施され、危険な出来事が起こるたびに制限が強くなり、子ども達の自由が失われていきます。
危険を避け、子どもの命を守るには「排除」や「制限」だけで十分でしょうか。きちんと教育が施され、子ども一人ひとりが自立と自律の精神を備えていれば、危険な出来事は少なくなるはずです。
「自立」は、周囲の状況や自分を理解し、自分の意志で行動を起こす事です。「自律」は、「善」と「悪」」を自分の力で見極め、「善」の行動を起こす事です。どちらも、生まれながらに持っている力ではなく、教育によって育てられていく力です。この「自立と自律」の精神が育っていないと、約束を守らない、「善」「悪」を見極めず身勝手な行動をとるなど無秩序な行動を引き起こします。
子どもの家では、約束事を機会を設けて全員で確認し、「善」と「悪」を判断し「善」の行動をとっているか、その都度確認しています。楽しいだけではダメで、秩序立てて考えて行動を起こす事。毎日の園生活の中で、子ども達と向き合っています。
子どもに関する事故のニュースを知るたびに、子ども達の命を守るためにも、教育はとても大切だと感じています。説明して教え込んでも必要な能力は育ちません。繰り返しの経験から能力は培われます。子ども達の輝く未来のためにも「自立した子ども」を育てていきます。