エンジェルモンテッソーリ子どもの家

対象年齢:1歳半~就学前

子どもの考えが尊重され、自主性が育まれること

通園する保護者の方の願いです。

お子さんの考えや思い、選んだ事が尊重されることは、お子さんの成長過程でとても大切なことです。なぜなら、自分の意思を理解してもらい受け入れられる(尊重)経験は、自分は『大切な存在として認められている』と認識できるからです。

「嫌だ」という主張の裏には理由があります。「どうして嫌なの?」の問いに対して「お腹が痛いから」「怖いから」「出来ないから」など、お子さんなりの理由があります。「みんながやっているのだから、あなたもやるべき」という大人の一方的な押し付けは、子どもの自己肯定感を低下させる原因となります。

お子さんが一生懸命訴えていることに耳を傾け、理由をもとに「じゃあどうしようか」と次の策を考えること。お子さんと話し合いをして納得してもらうことや納得するまで待つことで「自分を理解してもらえる」という信頼関係につながります。そして、納得して動いた結果、不安だったことが解消し自信に繋がる出来事にもなります。

『尊重される』ことはどうしてお子さんの利益になるのかというと、上記に記した通り『大切な存在として認められている』という認識を得て、人格の一部に定着するからです。

人間は無意識の心のあり方で、物事を捉えます。

『自分は大切にされていない存在だ、自分には出来ないんだ』と無意識的に思っているのと『自分は大切な存在なのだ、自分で出来るんだ』と無意識的に思っているのでは心の幸福感が違い、物事を肯定的に捉えるか否定的に捉えるかなど、大きく変わってきます。

心の幸福を得ているお子さんは活力があり、自分から「やってみよう」という自主性が育まれ、『自分で考えて決めて、行動してみる』事がスムーズに出来ます。

注意点は、お子さんが話を聞いてくれない、一方的に同じ言葉を繰り返す、理由が言えないなどの状況は「わがまま勝手」の可能性が高いので、お子さんの言っていることを「尊重」するべきかどうか見極める必要があります。「尊重」を間違ってしまうと、ただの『無秩序な子』になってしまうので、注意が必要です。

お子さんの一方的な訴えにはどう対応すれば良いか。

園に通っている保護者の方とはお子さんの状況を共有しながら、アドバイスさせていただいています。実際の保育ではたくさんの事例があります。対応した結果、話を聞いてくれて話し合いが出来るようになったり、理由のないグズリをしなくなっています。

オンラインサロンでは、お子さんの状況に対してどのように対応するのか、実践例を参考にお子さんに試してもらえたり、座談会やライブ配信、会員様同士で交流ができるなど、盛りだくさんの環境です。ご興味のある方は、ぜひ参加をお待ちしております。  参加はこちらから→ https://ag-casadeibambini-salon.fants.jp

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