『絵に興味がないのかと心配していたが、最近絵を描いて持って帰ってくるようになって嬉しい』という保護者様のコメントをいただきました。
親御さんが希望する活動とお子さんが選ぶ活動にズレがあると、なんとなく不安を感じてしまうことがあるようですね。
「⚪︎⚪︎やってみたら?」と声を掛けて「うん」と言って子どもが取り組んだとしても、「お母さんが喜ぶから!」と言います。自分がやりたいと思っていなくても、お母さんのためにやろうとする優しい場面が見られます。
保護者様のお気持ちは、子どもさんに「経験してほしい」「やってみてほしい」など、キッカケ作りとしてお子さんに声を掛けていらっしゃるのだと、お察ししております。

子どもが楽しい、嬉しいと感じる時は、自分の興味・関心に従って行動した時です。また、「もっと上手にできるように練習しよう」など、向上心も湧いてきますね。
お子さんに楽しさや喜びを感じてほしいのであれば、言葉で誘うより、お子さんの興味・関心が向くような環境を作り、自ら「やってみたい」と選んでもらうことが一番です。

園でのお食事のお仕事は、片付けまで一通りやります。楽しさと自信を感じたお子さんは、お家でもお手伝いをしたいと申し出てくれて、「一緒に夕飯作りをしました!」と喜びのコメントをいただくことがあります。

新しい活動は、できるかな・・と躊躇してしまい、自信のある活動のみ選んでしまっていたお子さんも、最近は、自ら「これやってみたい」とお道具を持ってきて、先生にやり方を教えてもらう場面が見られます。自ら「やってみよう」と決意する心が育ち、活動の幅が広がっています。心の成長が活動に反映されて、出来ることが多くなり、『自己信頼』が育ってきています。
子どもは、自分で自分を育てます。
自分で決められる心の育ちは、お子さんの興味・関心による動きが『鍵』だと考えます。